振興会について
当会の理念
文化芸術を創造し発信するまちづくりを目指して
西東京市は練馬区、武蔵野市に隣接しベットタウン型の都市型社会として徐々に人口も増え続け現在20万都市に及んでいます。一方多くの市民は様々な地域からの方々が多く、いわゆる郷土愛的な風土が根づよいとは言えない反面、市民参加型のイベントが年々大きな輪を広げながら活性化しています。日常的には絵画展、写真展などの展示会の開催や、さまざまな手工芸関係サークルの活発な活動とともに伝統文化、生活文化の人的資源を活かしつつ西東京市ならではの文化芸術の活性化を促進し、更に発展させていく必要があります。実現の暁には文化活動拠点としての役割を充分に発揮し当市民はじめ周辺都市を含めた文化活動の活性化に大きく寄与するものと期待されます。
20万都市に発展した現在、これらをさらに発展させ拡充する必要があり長らく市民に活用されてきた市民会館(2019.3月末で閉館)に代わる施設として1500人規模の大ホールの建設を実現させるべく市民に広く賛同を呼び掛けているところであります。
市民の文化活動の輪は文化芸術にとどまらず、市民生活のあらゆる領域に関わっており私たち一人ひとりが文化的、芸術的な環境を享受し、自主的、主体的な創造活動を推し進めることによって文化芸術の香り溢れれるまちづくりを目指し、更には文化芸術を創造し、発信する都市であることを願うものであります。
当会はこれまで約10年にわたり任意団体として活動して来ましたが2018年4月に一般社団法人として新たに活動の輪を広げ、活動基盤を固めながら同時に多くの市民に文化芸術の一層の振興につとめているところであります。
会長の挨拶
「文化芸術は生活の中から」
私は田無町に生まれ、ずっと田無駅の近くに住んでいます。この振興会ができる前から、市の文化団体との横のつながりを考える方達と活動をしてまいりました。市としての形が固まってきて、この会が立ち上がるのは大変良いことと思われます。私の専門は、モーツァルトの研究です。そしてモーツァルトが生まれたのがザルツブルグで、人口約18万人で、今の西東京市とほぼ同じ人口です。
この度は、振興会の会長を頼まれ、お役に立てることもあるかと思って引き受けました。文化芸術は住んでいる街から始まり、生活の中から生み出されるものです。田無は、宿場町で江戸城築城の時に石を運んだ街道で、一泊する宿場町でした。私も忙しい時には寝るために帰るだけでした。これからは、西東京市の文化芸術のために、お役 に立ちたいと考えております。
海老澤 敏/東京府生まれ。東京都立石神井高等学校を経て、1955年東京大学文学部美学科卒業。1958年、同大学院修士課程修了。1962年から2年間、フランス政府給費留学生。東大文学部助手、国立音楽大学教授、同学長、学園長を歴任し現在名誉教授。1982年、『ルソーと音楽』でサントリー学芸賞、1987年、『むすんでひらいて考』で芸術選奨文部大臣賞受賞。1989年、ザルツブルク国際モツァルテーウム財団名誉財団員、同財団モーツァルト研究所所員。1991年、NHK放送文化賞受賞、同年、ザルツブルク州黄金勲章、1996年、紫綬褒章受章、2007年文化功労者。その他、オーストリア共和国有功勲章学術・芸術第一等十字章、フランス政府学術功労勲章オフィシエおよび芸術文化勲章オフィシエ受章。 新国立劇場オペラ研修所所長、日本モーツァルト研究所所長、日本モーツァルト協会会長、ボローニャ王立音楽アカデミー名誉会員。
西東京市文化芸術振興会
設立主旨
田無、保谷両旧市は、戦後急速に発展し、都市型社会となった。生活様式の変化とともに市民を中心とした市民参加型のイベントが、年々大きな輸を広げながら活性化してきた。殊に保谷こもれびホールをはじめ西東京市民会館、コール田無、各公民館などは、市民の文化活動の拠点としての役割を果たしてきた。また、日常的には、絵画展、写真展などの展示会の開催や、さまざまな手工芸関係サークルの活発な活動などがある。伝統文化、生活文化の人的資源を生かしつつ、西東京市ならではの文化芸術の活性化を促進し、さらに発展させていく必要がある。現在、19万人におよぶ西東京市民は、さまざまな地域からの方が多く、いわゆる郷土愛的な風土が根強いとはいえない側面を持っている。
しかし、市民参加という新しい息吹が、文化芸術やさまざまなイベントを通じて着実に輪を広げており、これらをさらに発展させ充実する必要がある。また、市民活動の輪は、文化芸術にとどまらず、市民生活のあらゆる領域にかかわっている。私たち市民一人ひとりが、文化的、芸術的な環境を享受し、自主的、主体的な創造活動を推し進めることによって、文化芸術の香り浴れるまちづくりをめざし、さらには、文化芸術を創造し、発信する都市であることを願い、「西東京市文化芸術振興会」を設立するものである。
西東京市文化芸術振興会
設立趣意
西東京市の文化行政は今、転機を迎えています。市長はマニフェストの中で「芸術文化振興基本条例」の制定を公約しました。市長の諮問に応えて文化芸術振興施策懇談会(10名。内、公募による市民5名)は、2006年9月「西東京市の文化芸術振興施策について」を提言しました。
これをうけて市は、平成22年4月1日「文化芸術振興条例」を施行しました。また、市長の文化拠点として建設された方やこもれびホールの運営が平成20年4月から、西東京市文化・スポーツ振興財団から民間の指定管理者に移行されました。2006年の市政の要望アンケート調査では、文化芸術の「満足度」が第1位であり、市民の文化芸術の関心度の高さがうかがえます。『文化芸術振興条例」の制定を契機に、私たち市民はより想像性豊かな活動を繰り広げ、西東京市を「文化発信」のまちへと高めることが重要ではないでしょうか。以上のような趣旨の元に、任意の市民の声を結集、反映する機関として「西東京市文化芸術振興会」を、設立いたしました。
西東京市文化芸術振興会
総会議事録
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(2021年1月1日(月) /○○○○○○○会議室)
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(2021年1月1日(月) /○○○○○○○会議室)