一般社団法人  西東京市文化芸術振興会

西東京市文化芸術振興会 東京都西東京市の市民参加による、多彩な文化活動を支援する目的で設立された団体です。

世界に羽ばたくチェロ奏者 岡本侑也 

世界三大音楽コンクールのひとつ、エリザベート王妃国際音楽コンクールチェロ部門で第2位を受賞するなど、世界に羽ばたくチェロ奏者が西東京市に現れた。この市内出身の岡本侑也(23)さんに昨年9月、同市芝久保町のFM西東京生放送番組「ウィークエンドボイス」に出演いただいた。

岡本さんは、父は元オペラの指揮者、母は声楽家という音楽一家に生まれ、生後すぐドイツに渡った。チェロを始めたのは6歳。10歳までドイツで育ち、帰国後、同市立青嵐中学校に入学。東京芸術大学を経てドイツ・ミュンヘン音楽大学で学び、現在はドイツ・ミュンヘン音楽大学院在学。市民と文化10歳までドイツで育つ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部を経て、現在、ドイツ・ミュンヘン音楽大学に在学中。今秋より同大学院に進学。2017年6月の同コンクール受賞をはじめ、2004 年ドイツ音楽協会主催青少年音楽コンクールバイエルン州地域部門第 1 位。併せてバイエルン放送局特別賞を受賞。2011 年第 80 回日本音楽コンクールチェロ部門第 1 位、及び4つの特別賞を受賞。2014 年度第 25 回新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。第25回新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞などを受賞。

これまで、読売日本交響楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団などの有名オーケストラと共演している。

コンクールのファイナルを振り返り岡本さんは、「共通の課題曲は作曲家の細川利夫先生の作品です。先生から『琴の音色を真似る』、『習字の払いの筆さばきがほしい』という指導もあったんです。本番は観衆のみなさまと一緒に演奏を楽しめました」と口調は穏やかで自然体。

「中学校時代は楽しかった。一番練習に集中していたと思います」と懐かしみ、「ゴールがない職業ですが、それが魅力。自分の課題を補充しながら、良さを伸ばしていきたい」と話していた。飾らず偉業を積み上げる岡本さんに今後もエールを送りたい。

CATEGORYコラム

DATE2018.11.11

AUTHOR柿本 珠枝

ひばりタイムス記者、FM西東京開局より番組担当

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